まみずハルカの旅ブログ

大好きな旅のレポート!

北海道_釧路_2021/1


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経緯

社会人になって初めて有給をもらった。本当であれば、帰省をして親に近況報告などをするべきなのだろう。帰省をすることも迷ったが、結局飛行機を取らず連休が始まってしまった。

せっかくの連休だからどこかへ行こうと思った。北海道に来てから、旅行という旅行をしていなかった。仕事の合間の休日だとどうしてもゆっくり観光をできない。(不定休なので2連休になることさえも珍しい。)

だから、普段ではいけなそうなところへ行こうと思った。釧路。絶対行きたいと思っていたわけではない。しかし、冬でもそこそこ楽しめそうな場所を検索して行き着いたのが釧路だった。(基本的に北海道の旅は夏の方が良い。)

ではさっそく、23歳女子一人旅の模様を記していく。

 

道中

軽い気持ちで釧路で2泊のホテルを予約した。札幌から釧路まで車で4時間。1人で4時間の運転はしたことがなかった。雪道の運転は心配だったが、高速道路は管理されていて雪が積もっておらず滑る心配はなかった。しかし少し怖かったのはトンネル内で、雪が凍っていた。スピードを出していたので、滑ったら大変だ。ひやひやしながらドライブをしていた。高速道路の話を続けると、PA(パーキングエリア)の簡素さにとても驚いた。私のPAのイメージはお土産が売っていたり、食事処があるドライバーの休憩する場所。しかし、釧路までの高速の中であったPAはトイレ・自販機・喫煙所(・たまにドッグランスペース)以上というものだった。たしかに車の数は少なく、PAの利用客もかなり少ないのだろう。カルチャーショックだった。

 

また道中の話だが、帯広付近は札幌と比べて雪が少なかった。道東初心者の私からすると、帯広や釧路は未開の地で雪が尋常なくあるという勝手なイメージを持っていた。この日が晴れていたというのもあるだろうが、山の中なのに雪が積もっていない光景が見られてた。正月明けの北海道での景色とは思えなかった。

 

そんなこんなで4時間で釧路に到着。高速料金4000円超え。想像以上に高かったが、目を瞑ろう。軽自動車での運転だったが、満タンで出発したにも関わらず、ガス欠の危機に晒されながら走った。到着まで残り20分というところで、ガソリンスタンドを探しにいった。さすが北海道、人里以外にはガソリンスタンドがない。かなり遠回りしてガソリンを補充した。

 

1日目

阿寒国際ツルセンター

なんとか釧路に辿りつき、一番最初に向かったのは阿寒国際ツルセンター。釧路にはタンチョウというツルが生息している。ここでは、野生と飼育されているタンチョウを見ることができた。野生のタンチョウは、運がよければ見れるだろうと思っていたがいつでも見れるらしい。野生のタンチョウをたくさん見ることができた。

 

この日は天気が良かったので、ベンチに座ってしばらくタンチョウを見物した。タンチョウは縄張りを示すために独特の鳴き声を発する。可愛い声とは決して言えないような、強烈な鳴き声だった。柵の中に2羽のタンチョウがいたのだが、野生のタンチョウと飼われていたタンチョウが結ばれて一緒に暮らしているという。この2羽を眺めながら黄昏た。

 

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ぶた福(ロース豚丼)

旅行へ行く時、私は大抵グーグルの口コミ数が多い食事処を選ぶようにしている。釧路でそれを探したところ、ぶた福の豚丼がヒットした。

 

店内はお世辞にも綺麗とは言えなかったが、トラックの運転手や地元の人に長年愛されているような様相だった。ネット上で誰かが書いた口コミをプリントしてファイルに入れて飾られているのも店主の人柄が伺える。

私が注文したのはロース豚丼だ。甘いたれをかけていただいた。黒胡椒が効いていて美味しかった。私は豚丼というものを初めて食べた。豚丼というもの自体、北海道特有のものなのだろうか。

そして、一番驚いたのは、わさびが置いてあったことだ。わさびをつけて食べるとさっぱりした味わいになってとても豚丼と合っていた。(わさびをつけすぎて、何回か鼻に来た)

 

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大楽毛海岸

 

大楽毛の読み方がわからなかったので、今検索。「おたのしけ」。これは読めない。

この海岸はおそらく穴場だろう。私は海辺が好きなので、大楽毛海岸へ車を走らせた。一番の実物は霜が張ったテトラポット。雪国の海岸でしか見ることができないはずだ。とても美しかった。北海道の海は寒々としていて黒っぽい雰囲気がある。福岡の青い海を見て来た私としては好みではないが、雰囲気を感じた。(津軽海峡冬景色の世界観だ。)

また、流木で作られた謎のオブジェがあった。何に使われるのか解明できなかったが、太陽の光と相まって美しかったので写真を取っておいた。

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釧路市立博物館

 ここでは、釧路の動物や植生・炭鉱の歴史・アイヌの歴史を学んだ。釧路で炭鉱が取れるというのは知らなかった。戦争の時代の博物館はつい見てしまう。目の前のことに対して必死に生きるのは今の時代なかなかできない。いろいろな選択肢があるからこそ紆余曲折して思い悩んでしまうのかな。戦争の時代の人は短命で可哀想とは単純に思えないのは、私の幸福論は寿命に依らないからだと思う。炭鉱で働いていた青年らはにこやかな表情だった。 

 

そして、アイヌの人々が使っていた道具などの展示もあった。とても興味が湧いた。異国の文化を知りたいというのと同じ好奇心だ。(大阪の民博へ行った時と同じような感覚。)アイヌについて少し知りたいと思い、ホテルにあったゴールデンカムイという漫画を2巻読んだ。

 

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レストラン泉屋(スパカツ)

スパカツというものを初めて食べた。ミートスパゲッティの上にカツが乗っている料理だ。

昭和のデパートにありそうなレストランのメニューだった。味は美味しいとは言えなかったが、スパカツとは本来美味しいものではない気がする。給食で出てくるような麺とこだわりのない油で揚げたカツこれこそが昭和のスパカツを司るものなのではないか。

1人前とは思えないボリュームと油だった。女性で食べきるのは大変だと思う。私は意地でも残したくなかったので、頑張って食べきった。スパカツの本物を食べれた気がして、満足だった。

 

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2日目

パン工房ブロートバッハ

私はパン好き(特にハード系パン)なので、旅先では美味しそうなパンを探す習性がある。

ここではクロワッサンとベリーとくるみが入ったスティック上のパンを購入した。クロワッサンなどのデニッシュ系は温めた方が美味しいと思う。ベリーのパンはハード系を想像していたが、そこまでハードではなかった。しかし、ベリーとくるみがふんだんに入っていて美味しかった。(スナックのような感じで食べやすかった。)

 

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釧路市湿原展望台

展望台からは雪山が見えるだけで特筆事項はなかった。夏に行くと、湿原の周りを散策できるのでまた来ようと思う。

いや、特筆事項あった。展望台の建物がとても魅力的だった。1Fから2 Fへ上がる時の展示方法が綺麗だった。展望台も段差が組まれていて面白い構造だなと思った。これも私の趣向だが、意味のない構造が好きだ。機能美が追求される昨今だが、私は意図的に作られた無駄な構造や装飾に惹かれる。展望台からの景色や展示物よりも、建物を見ていた時間の方が長かった気がする。

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釧路市動物園

人がほとんどおらず、雪かきをするスタッフの数の方がお客さんの数よりも多かった。ので、ほぼ貸し切り状態でゆっくりした時間を味わった。

主に見た動物は、「トラ」「ライオン」「ホッキョクグマ」「ニホンザル」「チンパンジー」「フクロウ」。

 

トラとライオンは柵があったものの本能的に怖いと感じた。特にライオンは室内展示だったのだが、怖くて近づくことができなかった。ライオンのアンバランスに大きい頭は正直好感を持てなかった。一方トラは私が近づくと柵に沿ながら左右に移動する言動が見られた。おそらく、人が少なく暇を持て余しているのだろう。他の動物の見学の合間にトラを見に行くということを繰り返していた。

 

そして、一番長く時間を費やしたのはチンパンジーだ。私は動物園が好きなのだが、中でも「サル」が大好きだ。釧路市動物園にいなかったが、クモザルとリスザルが特に好きだ。チンパンジーは室内展示されていて、ベンチが設けられていたのでそこに座って眺めていた。一番動きがあったのは4人家族が暮らしているブースだった。

赤ちゃんザルとちょっかいを出す遊びたい盛りの子猿とその子猿から赤ちゃんザルを守ろうとする親猿。この攻防がとても面白くて1時間くらいベンチに座って眺めていた。なんといっても、赤ちゃんザルが可愛いかった。ロープにぶら下がろうとしているのだが、うまくできない所や親猿に甘える様子は本当に愛らしかった。

 

そして、印象的だったのがシロテナガザルのブースに貼られていた賞状だ。文言は忘れたが「淡々と日々を送り、命のあり方を示したことを称えます」的な内容が書かれた賞状が飾られていた。私が忙しい時にでも、このサルたちは動物園でこんなにもゆっくりとした時を送っている。忙しい時にはこのことを思い出そうと思う。そして、休日は札幌の動物園に通おうかなと考えてみる。

 

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山花温泉リフレ

釧路市動物園の近くにあった山花温泉リフレへ行った。雪が降る中での露天風呂は初だった。空気の冷たさと温泉の暖かさで、体温が調和されて普段の露天風呂よりも長い時間入れた気がした。開放感がある風景ではなかったが木々に雪が積もっているのを見ながら浸かるのは新鮮だった。また、ハーブ湯やミストサウナも気に入った。ここで前日の運転の疲れを癒すことができたと思う。

 

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そば処くしろ庵

ここでは気になっていた緑のもりそばを食べた。釧路の蕎麦は緑色のものが一般的らしい。ずっと茶そばだと思っていたが、違った。クロフィルという海藻を練りこんで作られたもので、普通のそばよりも心なしかキュッキュとした歯ごたえに感じた。(海藻が入っている情報によりそう感じられたのかもしれないが。)

前日に食べたスパカツであっさりとしたものが食べたかったので、ちょうどよかった。

とても、ヘルシーな一品だった。そして、緑色が綺麗だった。

 

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仏蘭西茶館喫茶

ここでは、チョコレートパフェを食べた。味は美味しいとは言えなかったが、見た目と喫茶店の雰囲気が最高だった。店は地下にあるのだが、内装に店主のこだわりが感じられた。

壁や天井が洞窟のような質感で、ランプや陶器の置物や飾られている絵画など昭和レトロ好きにはたまらないチョイスだった。また、椅子の形状やパステルカラーのマッチ入れメニューが置いてある出窓風のインテリアは心を踊らせた。内装に感動して、タバコの匂いを忘れるほど居心地がいい場所だった。このこだわり空間は今作ろうと思っても、なかなかできないと思う。

が、やはり自分の部屋を昭和レトロを組み込んだ世界観にしていきたいなと心に決めた。おそらく、再び釧路に来た時も割高なパフェを頼んでこの空間に訪れるのだろうなと思う。

夜ご飯はここでのパフェとホテル近くの居酒屋で焼き鳥をテイクアウトしたもので済ませた。

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3日目

魚一らーめん工房(魚醤ラーメンこってり、温泉卵)

本当は和商市場で勝手丼という海鮮丼を食べて帰る予定だったが、行ってみると臨時休業になっていた。だから、くしろ丹頂市場の中に店を構える魚一の魚醤ラーメンを食べた。あっさりとこってりの味から選ぶことができ、迷わずこってりを選択。まず、スープを一口飲んだのだが、「ん、これはこってりなのか」と思った。あっさりな味に感じた。おそらく、福岡の豚骨ラーメンに慣れていたからすべてそれと比べてしまうのだと思う。味はというと、とても美味しかった。

北海道に来て、「けやき」「味の時計台」「あじさい」「梅光軒」などのラーメンを食べて来たが、その中では一番私好みの味だった。北海道のラーメンは塩っ辛いものが多くスープをあまり飲めない。しかし、魚一のラーメンはスープも美味しくいただくことができた。他にもエビ醤ラーメンというものもあり、次回は食べてみようと思う。昼前に食べたのだが、ボリュームが多かった。が、最後まで美味しく食べることができて大満足だった。魚醤というとベトナムのナンプラーのイメージがあったが、ほとんど癖がなかった。醤油よりも癖がないように感じられるほどだった。

 

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釧路市丹頂鶴自然公園

この旅最後の観光スポットは丹頂自然公園だ。旅のはじめもタンチョウを見たので、結果的にタンチョウに始まりタンチョウで終わる旅となった。

ここでは、複数のタンチョウが飼われていて観察することができた。基本的に遠目にタンチョウを見るという構図なのだが、一匹だけ柵の近くにいた。その鳥とずっと目があった状態だった。とてもかわいいなと思った。私が移動するとついてくるのもキュンポイントだった。

想像以上にタンチョウを見た旅となった。

 

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釧路の人々の人情

釧路での旅を通して釧路の人々の人情に触れたエピソードがあるのでいくつか紹介する。

まず、2日目の夜に仏蘭西茶館喫茶でチョコレートパフェを食べた帰りに、ホテル近くの居酒屋で焼き鳥をテイクアウトしてホテルで食べることにした。その居酒屋ではコロナと吹雪の影響でお客さんが1人もいなかった。焼き鳥を作ってもらう間に、店主がお茶を出してくれた。そして、手袋をしてなかった私に気づき手袋をくれたのだ。寒さを気遣い、手袋を差し出してくれたのには感動した。暖かいお茶も相まって心と体が温まった。

 

そして、もう一つ。3日目の朝は前日の夜の吹雪で雪が道路に降り積もっていた。積雪の運転に慣れていない私は、平然と積もった雪道に車を走らせた。しかし、強行突破できない。前にも後ろにも進むことができなくなった。すると、すぐに近くの雪かきをしていた人が助けてくれた。車を押してくれたり、運転の指示をしてくれたのだ。とてもありがたかった。

 

そして、別の場所でも同じように立ち往生してしまったのだが、その時もわざわざ運転している車を停めて助けてくれたのだ。近くの人に助けを呼んでくれたり、私の代わりに車の操作をしてくれたり、車周辺の雪かきしてくれるなど助けてくれたのだ。

なんて優しい人々なのだろう。思い出すだけで、感謝の気持ちでいっぱいになる。

この困っている人を助ける精神は見習わなければならないと心底思った。この感謝は別の人を助けるエネルギーに変えようと思う。

 

ゴールデンカムイ

アイヌの文化が描かれている漫画「ゴールデンカムイ」の存在を知った。ホテルにゴールデンカムイを発見したので2巻ほど読んでみた。アイヌ語が多用されていて、文化を知る上でもなかなか面白かった。全巻読破しようと思ったが、旅の疲れで3巻の途中で力尽きた。アイヌに興味を持ったので夏になったら絶対「ウポポイ」へ行こう。

格安旅の総コスト

ここで、この旅でのコストを表にしたので貼っておこう。頻繁に旅に行く身としては格安旅は鉄板だ。

やりたいと思っていたことはほとんどできたのでとても満足している。

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